Windows のリモートデスクトップで OpenGL を使用したアプリケーションの起動は出来ないことは、経験上知っていたのですが、OpenGL アプリを起動した状態で、リモートデスクトップ接続すると問題なくアプリが使用できる、という話を聞きました。
RDP接続後にOpenGLアプリを起動したい
事前にOpenGLアプリを起動した状態で、他の端末から RDP で接続すれば問題なくアプリは操作できますが、事前に起動しておくことが不可能な時もあります。
また、アプリケーションを終了してしまって、再度起動したいということもあると思います。
このようなときには、 tscon コマンドを使うとよいようです。
このコマンドを用いるとセッションを切り替えることができるようなので、一度物理的なコンソールを持つセッションに切り替えてアプリケーションの起動をする、という方法が使えます。このときに、一度リモートデスクトップは切断されてしまいますが、再接続すればアプリケーションが起動した状態から再開できます。
アプリケーションの起動をするまでを次のような内容でバッチファイルにして、起動する際にはこのバッチファイルを実行するようにします。
tscon 1 /dest:console cd /d D:\Applications\HelloOpenGL start HelloOpenGL.exe
実行する際には、管理者権限ありのコマンドプロンプトで実行してうまくいきました。一般権限のコマンドプロンプトだと、このままのバッチではうまく動作しない可能性があります。
他にもセッションのIDが必要な場面では、 “query session” を実行してみて、どのようなセッションが生きているかを見てみるのもよさそうに思います。
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